「何その顔…」
私は思い切り勇輝を
睨みつける。
普通の人はどうか知らない
けど、好きだから。
愛してるから。って
そんな理由でこんなこと
されたくないし私!
もう一度私の顔を
じ~っと見つめる勇輝。
顔がキレイとか
整ってるとか
かっこいいとか…
そんなの関係ないんだからっ
そんな顔したって
許さないし/////
↑ちょっと危ない(笑)
勇輝は私の考えてる事
が分かったみたい。
顔に手を当てて
大きくため息をついた
ゆ、勇輝がかっこいいから
断れないっていう時期は
終わったんだからねっ!
↑でもギリギリ…
私だっていつまでも
一緒じゃないし。
私は勇輝の「物」じゃ
ないもん。
ちゃんと意思が
あるんだから!
「不安なんだよ…。
直人は少なからず
イケメンだし、俺に
似てるとこだってあるだろ?
もし、百合が直人を
好きになったら…って
考えたら気が気じゃなくて
百合が俺の物って一目で
分かる何かが欲しかった
んだ。じゃねぇと俺
心配で死んじゃう。」
直人くんが自分に似てる
って自覚あったんだ。
てか、はぁ?
「ごめん、こんなことして」
バシッ!
私は勇輝を力いっぱい
叩いた。
「っった!」
「ばっかじゃないの!?」
勇輝は驚いた顔を
している。
「まず、私は勇輝の物
じゃないし。私は
私のです!そんで、
そんなに不安なら行くなって
言えばいいじゃない。
カッコつけるからあとで
不安になんのよ!」



