あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「勇輝のグループ?って


みつるさんて人が


2人もいたんだ??」


「まぁそゆこと。」


ふ~ん…


「どーせ百合さんには


関係ないでしょ!?


ほっといて下さいよ!」

いや、まぁ


関係ないんだけどね…

「どーでもいいんだけど…」

「どーでもいいこと


なんか言わないで


下さいっ!」


梨央ちゃんが噛みつく


「梨央、ちょっと


黙ってろ。」


勇輝は


興味津々だ


「私のお兄ちゃんも


みつるって言うんだ


よねー。


なんかそれが


引っかかっちゃって」

「あぁ、百合にケンカ


教えた超強いって


いう百合の兄貴?」


勇輝はアイスコーヒーを


ごくごく飲んでいる。


また梨央ちゃんが


噛みついてくる


「はぁ!?百合さんの


お兄さんと充サマが


同一人物なワケない


でしょ!?


あんな完璧な方、


この世に3人と


いるはずないわ!!」


みつるサマ!?


わぁ~


まぁ確かに同一人物な


ワケがないんだけどね


「おい梨央っ!!


…けど、それでも


言い過ぎじゃねーぐれー


完璧なんだよな。」


勇輝もそこまで


言うんだ…。


これはよっぽどだぁ


てかうちのお兄ちゃん


完璧じゃないし。


有り得ないね…はは。


「でさ、百合の


兄貴は今いくつなんだよ?」

へ?


それなりには


気になるんだ?


まぁ前超強いって


言った時も興味津々


だったしね…