あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】




「こっちこっち。


ここにアイス屋が


あるんだー」


奈美が案内してくれる


「わっ…」


美味しそうっ!!


って言葉は…


「「うっまそ!!」」


って声に


かき消されました。


「俺チョコチップ!」


「俺抹茶で!」


へー勇輝は


チョコチップが好きで


爽也は抹茶なんだ。


なんか…ぽいよね


ふふっ何にしよっかなー

アイスなんて


久しぶりかも・・・♪


「あれ、奈美と百合?」


「えっ!?」


「あっまーちゃん!」


「まーちゃん?」


勇輝が不機嫌そうな


顔して振り返る


まーちゃんは


中学校の時3年間


同じクラスで


まぁまぁ仲良かったんだ


私の性格とかも


分かってくれてたし。


「ねっ勇輝?


久々なんだぁ。


ちょっと喋ってきて


もいい?」


「別にいいけど?」


「やった☆」


かけていってまーちゃん


の所につく。


「「久しぶりー」」


ニコニコまーちゃんは


数少ない男友達。


「百合男嫌いは?


彼氏出来たんだ?」


「うん。やっと


好きな人に出会えたよ」

「良かったな~」



「お前は行かねーの?」


爽也はペロペロと


アイスを食べてる


奈美に話しかける。


「うん。まーちゃんとは


いとこだから何時でも


会えるし?」


「いとこぉ!?」


「えっうん…」


爽也の中に新たな問題が 生まれました。笑


一方百合は、


一通り話して戻って


来ました。


「ただいま~」


「おぅ、おかえり」