「て事なんで。

どーする?百合」


ムムムムムムム~…


「あー。


百合って友達大事に


するやつなんだよな~」


呆れた感じで


言う勇輝。


だって、友達は


大事でしょう!?


「さあ、どーする?」


爽也が口角を上げる


「でもさ…」


勇輝が言いかける。


でも?


「百合はあんなんでも


友達って言えるん?」


勇輝の指差した先には


目がハートになった


奈美がいた…。


爽也に抱きかかえられる

のが嬉しかったんだろー


…けど!


今、私と奈美が


離れるとかの話してん


だからちょっとは


関心持ちなさいよねー!!


美人の癖に純情


なんだからっ!


「っっ!


いいの。てかいいじゃん

爽也が私に近づいてもさー

私は勇輝以外好きに


ならないし?」


「ふーん。どうかな?」


爽也が不敵な笑みを


浮かべる。


勇輝は…と。


わっ!


真っ赤だぁ。


何か凄いこと言ったっけ

私?


ふっと勇輝が


鼻で笑う。


「俺も百合一筋だから//」


カワイイ!


そんな事言うときは


真っ赤になるよねっ。


こういうのもたまには楽しいな♪


…その時地獄の底から


聞こえたような声がした。


「ぜってぇ突き放す。」




やっぱり…


楽しくなぃ…。