何とか話題変えないと。

えーと…

「つかさ、千香絶対えと‥何だっけ?寺島先輩?って人狙いでわざわざ私に寄って来たでしょ」


千香は文字通り ギクッとした。

やっぱりね…


「おかしいと思ったんだぁ。千香が体張って私を守っても何のメリットもないし?よく考えたら千香って私があれぐらいの人数に勝てるなんて分かってたでしょ。」

千香、冷や汗出てるぞ~


「なっ何の事かなー?百合ひど~い。せっかく守ってあげたのにー」


「はい、下手な言い訳聞いてて痛いからー」

千香はうっ!となる。


千香とは中学からの仲良しで、千香がヤンキーに絡まれた時とかよく助けてあげたんだよねー(その頃から男勝りでモテる要素ゼロ…)


「しかも、守ってくれたって言っても一発だしぃ。その後はずっと私が助けてあげたじゃん?」



「認めますぅー!!でも、こんなに上手くいくとは思ってなかったよ!?」


「絶対嘘だー」

私は笑う。

「マジだって!殴られた時はほんとに悪かったって気持ちもあったからだよ?」


「はいはい。分かりましたー。でも寺島先輩と付き合えるかもって嬉しいでしょ?」


「うっうん///」


わっ赤くなった。
マジだー!!


「ほら、狙ってんじゃん?」

なんて、話をしながら 私達は教室に戻った。