「楽しかったよ。だってさぁ、
みんな死ぬ間際に命乞いするんだよ?
まぁ、あの二人の刑事はしなかったけどねぇ」

「何で殺したんだ?」

「何で?あはは!決まってるじゃない。祐輔の為だよ。
あの刑事達は私を逮捕しようとした。
私は祐輔に逮捕してもらう。
そしたら手柄は祐輔の物でしょ?」

遥は満面の笑みで
ゆっくり、諭すように言った。