「しつこぃってんだょ!」 顔をあげなぃまま怒鳴られた。 「自分で卒業式に渡せばいぃんだろ? 俺に押し付けてんじゃねぇょ!」 語尾が強くなってるのは、泣いてるのを悟られないためだとわかってるんだけど。 でも、こんなこと頼めるのはお前しかいなぃんだょ、健。 「健、頼むょ」 「ムリだ」 「お前ょり俺のほぅが自分のことわかってんだょ」 「・・・だから何なんだょ」 「美咲を残して行ってしまぅことぐらぃわかってんだ。」