「ずっと、こうしているつもりですか?」
お節介だと自分でも思った。
でも、ほっとけないと思った。
「関係ないだろ」
そう一言。
たしかに関係ない。
でも、この人凄く具合悪そう。
わたしはさっき髪に触れた手で
今度は彼の額に触れた。
いきなりの行動に驚く彼。
「やっぱり」
この人、熱がある。
当たり前か。
こんな雨の中傘も差さずにいたら熱くらい出る。
わたしは彼の手を引っ張った。
その行動にまた驚く彼。
「なに座ってんの?!早く立って!」
「関係ないっただろうが!」
わたしの手を振り払おうとするが離れない。
「熱あるのにほっとけないでしょうが!!」
さすがのわたしもムキになりすぎたと思った。
だからって諦めるわけにはいかない。
