恋愛Ⅰ


 わたしはこれ以上この場所に、
 居たくないと思った。

 今にも、溢れだしそうな涙を
 止めておく自身がないから・・・

 でも、想いとは裏に身体は動こうとしない。

 ずいぶん前に、涙なんて枯れたはず。

 なのになんで、こんなときに・・・

 身体は動かないのに、涙は出てくる。

 もうこれ以上、止めておけなくなった涙は
 頬を伝い床に落ちた。

 慌ててリビングを出ようとしたとき、抱きしめられた。

 「誰がこれで終わりだなんて言った」

 「おまえは俺の女だ」

 ・・・は?

 溢れ出していた涙は悠夜の言葉で消えてしまった。

 は・・・はぁー!!

 凄いこと言われた気が・・・

 悠夜はそっと自分の唇を重ねた。

 「んっ・・・」

 1度は止まった涙がまた流れた。