恋愛Ⅰ

 
 今日はいろいろあったな。

 お湯に浸かりながら思った。



 リビングのドアを開けキッチンで、
 水を飲んだ。

 お風呂上がりの冷たい水は渇いた喉を潤す。

 「わたし、もう寝るから」

 「おやすみ」

 部屋に戻る前、リビングに居た
 悠夜にそうつげた。

 「明日、家に帰るわ」 

 突然、後ろから声をかけられた。

 「じゃ、朝ご飯だけ作っておく」

 背中を向けたまま答えることしかできなかった。



 そうだ。
 
 悠夜はわたしが無理につれてきて、
 数日だけ一緒に過ごしただけ。

 ただ、それだけ・・・

 また、1人の生活に戻るだけなのに
 心に大きな穴が空いた感覚。

 これはいったい何。

 今までこんな感覚なかった。