どう抵抗していいか分らない。
どうしたら逃げられるのか分らない。
このままじゃ、片付けるが大変になる。
もう1度、手を伸ばそうとすると、後ろから
手が伸びた。
その先には、わたしが手の届かなかったスイッチ。
「押してくれてありがと」
これで、晩ご飯がインスタントじゃなくなる。
安心したものの、これじゃ次の料理に
取りかかれない。
「いい加減、離れてください」
「火を使う場所で、ふざけないで下さい」
「怪我でもしたらどうするんですか!?」
わたしは怒っているのに、悠夜は反省して
いる様子が全く見られない。
その証拠に、口元が緩んでいる。
わざとだ!!
この人、わざとしてる!
これで何を言っても無駄。
結局、無視したまま作業を続けた。
流石にやり過ぎたと思った悠夜。
やっと、離れてくれた。
だが、安心したのもつかの間。
次々に、される行為にいつしか
抵抗することを諦めた。
