恋愛Ⅰ


 「今日はありがとうございました」
 
 「買い物まで付き合ってもらって・・・」

 車を降りると隼人さんにお礼を言った。

 「美咲もありがと、また学校でね」

 窓から顔を覗かせていた美咲。

 「また明日、学校でね」

 買い物をしてすぐ帰るつもりだったが、
 ゲームセンター・ボーリング場に強制的に
 連れられ、外を見れば街灯がついている。

 家には、明りがついている。

 ドアを開け、「ただいま」と
 声をかけた。

 靴を脱ぎ、リビングのドアを開けた。

 テレビが付いたまま、ソファーで寝居ている悠夜。

 わたしは、手に持っている鞄と買い物袋をテーブルに
 残したまま、自分の部屋に向かう。

 制服を脱ぎ、クローゼットの中から適当に
 着替えをとり出す。

 部屋を出る前、棚から掛け布団を持って
 リビングに戻る。

 ソファーでは気持ち良さそうに眠っている。