恋愛Ⅰ


 昼休み、美咲に「学食に食べに行こう」
 と誘われた。

 わたしはお弁当を作っていたため、
 それを持って学食へ行く。

 学食に近ずくにつれ、聞こえてくる声の
 大きさ、多さ。

 来るたびに思う。

 星鈴学園の生徒数・施設の設備。
 それに、小・中・高と一環。
  
 わたしは、中等部からの入学でそのことを
 美咲から教えられた。

 お弁当を持ったまま、美咲がランチを
 選ぶ様子を隣で見ていた。

 「先行ってる」
   
 それだけ告げある場所へ足を進める。    

 この場所はわたしが、星鈴学園に来て
 初めて足を踏み入れた。

 1番好きな場所。

 穏やかな日差しが当たる、バルコニー。

 美咲が来る間、そこにある椅子に座った。

 頬を撫でる風が心地よい。