恋愛Ⅰ

 
 やっぱり。

 言うと思ってた。

 「家、来る前に何か食べたの?」

 「先に言っておくけど、お酒はベツだから」

 お酒と食べ物を一緒にしてもらったら困る。

 しばらく沈黙。

 はぁ・・・

 お酒だけか。

 「ほら、起きて」

 彼は起きてくれたが、不機嫌オーラを出しまくり。

 でも、そんなの無視。

 あ、忘れるとこだった食べる前に「はい、体温計」

 「熱、測って」

 不機嫌なのは分かったから・・・

 ―――ピピピッ

 体温計が鳴った。

 「見せて」

 ――38.5°

 「平熱どのくらい?」

 「36.5°」

 わたしは、彼の額に手を当てた。