図書室の中という意識も薄れかけてきた頃、画面では多分一番の盛り上がりにきていて、私の目からは笑わされたことによる涙が浮かぶ。 途端に両耳の圧迫が解かれ、耳元で直に小声で囁かれると同時に手首を掴まれる。 「出るぞ。」 「えっ?」 手を引っ張られて思わず立ち上がって直を見上げると、すでにヘッドホンはきちんと収められて手にはDVDの容器が握られている。 急な出来事にすっかりコメディ仕様になっている私の頭は全くついていってない。