「そーなんだ・・・。」 心の中を乱されたような気分。 あんなにドキドキしたのに。 ・・・ドキドキしたのに。 ガツッ!! 背中に痛みが走る。 何・・・? 顔を上げると 那月の顔がすぐ傍の 息が絡む位置にあった。 「分からない? 主人公の彼方が 抱いてた気持ちと 俺の気持ち。」