卒業なんてしないでよ。
もっとたくさん一緒に居ようよ。


この気持ちは何なの?
教えてよ?
教えてくれなきゃ、
わかんないじゃん…。


「…っうぅ。……ふぅ…。」

とめどなく溢れる涙。
頬に伝う熱が、
冷めていくのが分かる。
段々と、胸のつかえが無くなり
那月の事しか考えられない。

那月、寂しい…。
すごく悲しいよ…。
ねぇ、傍にいて…。
中学なんて行かないでよぉ…。