「雑誌、落ちたぞ。」 何事も無かったかの様に、ヒョイッと雑誌を拾い上げリオに渡す。 「ありが………違う!そんな雑誌何てどうでも良いわ!」 「お前の好きな、グラビア載ってるのに?」 「うっひょーい!それは早く読まな………違うわ!」 と、また突っ込みを一人で入れていた。 リオ、今日何か変だな。 まあ、リオは元から変な奴か。 心の中で直ぐに納得した俺は、凛に再び視線を移した。