ガチャ…… 俺は、屋上へと通じる重い鉄の扉を片手で開ける。 「普通…屋上にいると思うか…?」 「居ないに1000円。」 後ろからはそんなヒソヒソ…というか、筒抜け状態の会話が聞こえた。 「居るに1000円。」 俺は、そう言って屋上へと足を踏み入れた。