「なんだあ‥ブサメンなら、俺、パス。」



と、どうでも良さそうにソファに再び寝転び始めた。


「俺の方は外見超ダサいんだけど、外見の割には結構やるやつで。もしかしたら…仁より握力はあるかも。」



仁゛よりも゛?


俺はその言葉にピクッと反応する。


俺は、強くならないと行けない…あの人に言われたんだ。


あの人以外に俺より強い奴は居てはダメなんだ。



「翔…、そいつの場所に連れて行け。」


「あーあ、本気スイッチ押しちゃった~!」



と、面白そうにゲラゲラとリオが笑った。