「凛……買ってき」



カランカラン………



缶が地に転がる音がこだまする。



彼の瞳に映るのは目を瞑る凛と、……笑うセイ。



「なん……で…」



セイはこういう時に限ってきゃっきゃっと笑う。



「守る……から。」



セイをぎゅっと強く抱き締める。



そして凛もぎゅっと抱き締める。