「側にいてあげて、



セイが仁を守ってあげて。」




あっ、あっ、



セイが顔をくしゃっとさせ


笑う。



「私…仁とセイの…笑顔大好きなの。」



「今更なんだけどね、気付いたんだ。…私とっても幸せだったんだって…仁達と出会って周りにも皆居て…仁と結婚して、セイも居る…」



「叶ったよ。全部



暖かいキスも手も



暖かい家族も全部、全部



仁が…叶えてくれたんだ。」