「入って」 何時もの優しい声に戻った哲、そんな哲に驚くクラスの生徒達。 私は、こんな外見だけども堂々と教室に入る。 "まぢかよ…" "やっぱ、パシリ決定じゃん" "オタク?" そんな声が教室中に広がる。 哲が怖いのだろうか、大声でそんな事を言う奴は一人も居ないけど。 哲の隣に立ち、正面に顔を向ける。 まっ…眩しい…! 正面には、金や銀、オレンジ、緑とレインボーカラーの個性が効きすぎている男達が大量に私に視線を注いでいた。