「……凛、死なないで。」 「ッ、聞こえちゃったんだ。」 布団に顔を埋めている流羽。 布団には大きな染みがどんどん、広がって行く。 「嘘だよね?凛が、死ぬ筈無いよ。゛嘘だよ゛って俺の大好きな笑顔で言ってみせてよ。」 「本当だよ。」 私は、泣きながら言ってみせた。 私達の最終地点は、 残酷な、運命―……。