「…仁、耳貸して。」 仁は素直に耳を私の口元に寄せる。 「私アンタの事、愛してたみたい。」 小さく仁に囁いた。 最後だから、これくらい 許してくれるよね? 私は意識を手放した。 無責任で ごめんなさい。 愛してしまって ごめんなさい。