その女、最強総長【完】




「凛蝶、俺ともう一度喧嘩をしてくれ。」



軽く仁がお辞儀する。



「皆、少しだけ時間をくれないかな?」



私の一歩後ろに居る、仲間達に声をかける。



「最後、だからね。」



流羽の小さな声が聞こえた。



「わかってるよ。」




大丈夫。

もう、本当に゛最後゛だから