その女、最強総長【完】



カチャッ…


さっき会ったばかりだけどもやっぱり、緊張する。



「あっ、すず、起きたんだね!!」


「りんは俺の隣にしろよー!」



そこには、前と変わらぬ景色があった。


賑やかな、毎日。


皆のにおい。



「二年ぶりだって言うのに、何も変わらないんだね。」



ホッとした安心感からか、私は涙を溢した。