龍蝶の総長室。 流羽と、私だけが入るのを許された部屋。 私は足にグッと力を入れ、立とうとしたがやはり…立てない。 どうやら今日のエネルギーは全てさっきの全速力で使ってしまったらしい。 「流羽、私を皆の元に連れて行って。」 「良いよ。」 嬉しそうに首を縦に振り、流羽におんぶをしてもらった。