その女、最強総長【完】




「ん………ッ、」



目をゆっくりと開く。


そして、目の前には何故か流羽の整った顔。



「…何してるの?」


「んっと、寝込み襲おうと思って。」



サラリと犯罪チックな言葉で答えた。



「流羽、退いて。」



流羽は渋々、私の前から退く。


そして、視界に入ったのは真っ白な部屋。



「懐かしい…」



懐かしいこの場所。


白以外の色が全く無い、神聖な場所。