次の日、俺はアイツを探しに昨日と同じ繁華街へ行った。 契約なんて無視すれば良い。 アイツなんて、アイツなんて。 否定し続けるうちに、俺の頭の中はアイツの事ばかりになっていた。 本当に、いた…! 昨日俺が喧嘩で負けた場所。 そこで堂々と仁王立ちする、アイツの姿があった。 「意外と良い子だね。ちゃんと来るなんて。」 「……お前を越えたい…。」 「上等。」 出会った時と同じ様に、ニィッと格好良く笑った。 よく、笑う人だった。