その女、最強総長【完】




「えぇぇえぇえ!?」


「リオ、五月蝿い。」



そのちょっと不機嫌そうな声は何時もと変わらない凛の声だった。



「嘘だ……俺の銀くぅんが……こんなこんな…」



急に声のトーンを落とし、俯くリオ。


次の言葉を焦らしているつもりなのか、言おうとはしない。



「何?」



リオをギロリと睨み付ける凛。