「…何あの子、超タイプなんですけど。」 群がりの中心に居たのは、メイド姿の凛だった。 「コスプレ喫茶来てください。」 と棒読みしながらチラシを配っている。 口元は無理矢理笑顔を作っているが目が全く笑っていない。 「すいません~俺にもチラシ下さいな~」 凛ということに気付いていないリオは下心垂れ流し状態のまま凛に近付いた。 俺達に気付いた野次馬は道を開けた。