「……凛…蝶…。」


「ふふっ、正解。」



私が少し微笑むと、翔は頬を赤く染め私から視線を逸らした。



「純情ボーイ。」


「…うるせえっ!!」



カッと顔を更に赤くする、翔は可愛かった。


蘭が大切にしたくなる気持ちも少しわかるきがした。



「なあ、少し膝貸してくんねえ?」


「どうぞ。」


「疲れたんだ…少しだけ…ほんの少しだけ…休みたいんだ。」


「早く、休みなさいよ。」


「ありがとう………凛っ…」


翔は、目を閉じた。


お休み、翔。