その女、最強総長【完】




「仁さん、何をやってるんですか?」



私は何故だか仁に押し倒されていた。


保健室のベッドで…如何わしい奴。



「凛が庇った時、心臓止まるかと思った。」


「フフッ…一々大袈裟すぎ。」



キューッと私の存在を確かめる様に、仁は私を抱き締めた。



「凛と居ると、落ち着く。」


「私………も…」



゛落ち着く゛


そう言おうとしてしまい我に返る。



馴れ合ってどうする?


大切な存在、作ってどうする? 



私は、ダメ。


相手を、仁達を傷つける事になる。



「仁、ダメだよ。これ以上はこっちに来てはダメ。」

「ん……?」



仁は半分寝ていた。


私の気も知らないで。



でも、其はとても暖かくて


久しぶりの感覚に



―…涙が出そうになった。