その女、最強総長【完】





昼休み何となく屋上に行くとやっぱり、仁達が居た。

着いた途端に二匹の犬は飛び付いてきていつもの様に喧嘩を始めた。


やっと、落ち着いてきたみたいだけど。



「どうしたんだ?」


「別にー。」



浮かない表情をしていた私を見て仁が心配そうに言う。



「銀くぅん元気無いよね。」


「大丈夫だって。」



心配をかけない様、少し微笑む。