「じゃ、ちゃんと真っ直ぐ教室向かえよ。」 「え~。良いじゃん良いじゃん一緒に行こうよ~!」 「…行かない。」 駄々を捏ねる子供た…凛華のお偉いさん達。 三年生の癖に何て無理を言う奴等だ。 凛華のお偉いさんで二年なのは翔だった。 「行かないなら、アンタら金輪際近づくの禁止だから。」 「うっ………」 「…。」 リオは小さく悲鳴を漏らす。 仁は声は上げないが、顔に皺を寄せ歪ませる。