「………ダメ。」 「嫌だあ!」 私は、寸前の所で顔を逸らした。 「このドキドキ、どうしてくれるんですか!」 「知らない。」 どうしよう、また私厄介な奴に目を付けられた気が…。 今は体調回復してきた筈なのに目眩がする。 「うーん、じゃあね。抱き締めの刑だね!」 「は?」 と言った頃には強く抱き締められた。