トントンットントンッ… 暫くすると、軽快な包丁の音が聞こえる。 「此処、どうしたの?」 センセは、此処の人じゃない。 北海道にある北海道一、大きな病院の看板ドクター。 私の担当でもある人。 「お前を探す為の本拠地。」 センセは少し、笑いながら言った。 「意外と早かったね。」 抜け出してから、まだ一週間しか経って居ないのに。