「辞めて下さいっ…!」 ナンパ男に付き纏われている女の人が、必死に抵抗している。 周りの人間は、その状況を楽しんでいる様で誰も助けようとしない。 どうやら私は乱舞蝶街のメインストリートに来ていたらしい。 「少し相手してくれるだけで良いからさ~。」 「テクすげえから、俺達。」 いつもより、そのチャラチャラした声が耳に響いた。