「捜したんだけどさ… やっぱりいないよ」 PCから顔を上げ、菘はのびる。 「校外生とかか?」 至がスポーツ飲料を飲みながら窓を叩く。 「至くんぢゃないんだよ?依頼主どころか宛先も確認したに決まってるぢゃん?」