何ヶ月か経ち、私たちは学校にも慣れた。

そんなことは気にならなかった。

でも最近智希の様子がおかしい。

学校まで一緒に行ってても
そっけない返事だし、
他の子としゃべって笑ってても
なぜか私には、無理に笑っている気がする。



気になった私は放課後
聞くことにした。

もちろん大きな木の下で。









「今日はどうしたの?」

智希はやっぱりいつもと
変わらないように接してきた。


「ねぇ、隠さないでよ。」

私がこの言葉を言ったと同時に
智希の顔色が変わった。



「さすがだね・・やっぱり空華には
隠せないな~。」



やっぱり・・と私は思った。


それから智希は重い口を開いた。