『智希?元気ですか?
私は元気だよ。
あっという間に高校生。
智希がいなくなってから
一年が経ちました。
だけど私の智希への想いは
変わってないよ?
だから智希は一人なんかじゃないよ。

また手紙書くね。』





そう。
私は智希に一通の手紙を書いた。


本人は直接読むことはもう
出来ないけど、
智希の家になら届けられる。

だから私は返事が来なくても
手紙を送ることにした。



それに、信じてるから。
智希は天国から
ちゃんと読んでくれると
信じてるから…






こうして私は駅前の
ポストに手紙を入れた。




懐かしい気持ちになった。