私はある夜、ついに

カッターナイフを手に取った。



自分の部屋には親は入ってこない。

確実に言えることは以前より入ってくる
回数が減っている。





よし。
私はカッターの刃をスライドして出し、
手首に近づけた。





しかしいざ切ろうとすると怖くて手が震えた。




正直あきれた。さらに自分が嫌いになった。



‘生きる勇気もなければ、死ぬ勇気もないんだ・・’








結局その夜は切ることなく終わった。