遊園地に行くべく、切符を買い改札口を通り、ホームに着いた時だった。 「あっ・・・」 二人は口をそろえて同じ言葉を述べた。 それは、二人を繋ぐ互いの手がちょっとした拍子に触れたのだった。 香織はいきなりのことで戸惑い思わず手を離そうとしたが、悠貴は腕をつかみ、手をつないだ・・・。 その瞬間、顔はポォォォッッッーーーと赤くなっていた 「今日は、一日このままな。それでいいだろ?」 「・・・・・・・」 香織は唖然としていた。 数秒後、やっと言葉を発した。 「はっ・・・はい!」