「…そろそろ行こうか」 「だな」 もうそんな時間なんだ... 「……瑠奈!! そんな顔しないの!! 別に永遠の別れじゃないんだから」 「うん……」 「でも瑠奈たちは一緒にいた時間が長かったしね」 あたしの思い出にはいつも廉がいるし 「てか、そろそろいくぞ!」 陽向にそういわれてみんなで外に出る よくわかんないけど廉は電車で行くらしい 駅まで行くって前に言ったらついてくんなとか言われたからここで見送り 廉の家の玄関のドアが開く音がした そして手ぶらに近い格好の廉が出てきた