年下彼氏。

「なんもなくねぇだろ。」

「なんもないって…ただ眠いだけ。」

「じゃあ、顔見せて?」

そう言って、隼人くんは私の頭をそっと撫でた。

「…無理」

「なんで。」

「…ぶさいくだから。」

「なにいってんだよ。可愛いじゃんももの顔。俺、好きだよ?」

好きだよ?
ってゆう言葉が頭の中でエコーする。

あたしだって、好き。
大好きだよ?

でも…あたしが隼人くんを諦めなくちゃ、隼人くんが傷付いちゃうから…。

そんなの、嫌だから…。