「……でも、私はまだ信じられない。生まれ変わりだなんて、私にはわからないから。………ごめんなさい」 ゆかりの言葉に蓮の表情は心外そうな表情から悲しげな表情へと変わった。 藤壺は、ただ微笑んだ。 「構いません…信じてもらえなくても………。ただ、ゆかりにとっては夢の中ですが私達にとっては時の国なのです。……私達がここにいる理由だけは、ゆかりに知っておいて欲しかったので」 「まぁ最初はみんな信じねぇからな。でもこれからゆかりは嫌ってほどここに来ることになるから知ってて損はねぇよ」