通学電車物語




私は再び屈みこんで彼の顔を覗き込む



相変わらず、綺麗な顔で眠ってる



スベスベお肌は相変わらず大福餅みたい



そうだよ


起きたらその後は、また彼女の元に帰っていくんだ



私のことなんて、こんなことでも無ければ一生知らずに



そしたら私にも一つぐらい思い出を貰ってもいいよね



再び悪魔が天使を殴り飛ばした



私は自分の顔を彼に近づける




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