通学電車物語





「…あ…おばあさん…」


え?
おばあさん?


おばあさん…
おばあさん…


あ!

おばあさんっと言えば
遠くの方に確かばーさんが座ってたな



ああ、なるほど
そういうことね


彼女の異変に気付いて、遠くからわざわざ声を掛けに来てくれたってわけね



ばーさんグッジョブ


これで、二人で力を合わせて変態を車掌さんに突き出すんだな



「この人が…全然目を覚まさなくて…」


そこまで言って彼女がまた泣き出した



もう怖くて怖くてたまらないんだろう


ホントにゴメン


そんなに泣かせてゴメン


まさか、寝ている彼女を起こすだけのはずが最後はこんな結末になるなんて




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