通学電車物語




とうとう、そのオプションいっちゃいます?



もう起きないなら、寝たまま突き出してやる的な?



目の前で屈んでいたであろう彼女が立ち上がるのを感じる



待って!
マジ待って!


俺にもう少し時間を下さい!

マシな言い訳を思いつく時間を!



このまま車掌さんに突き出されたんでは浮かばれない


ただキミが好きなだけなのに




そう思って、彼女をしつこく掴んでいたままの手に力を込めた



「え…?」



困惑する彼女の声



うわぁ~!
俺、何やってんだよ!



寝てるはずだろ俺!
力入れたら起きてるのバレるだろが!



むしろもうバレてるのか?




どうする俺----!?






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